街の新陳代謝
日付:2016.03.18 カテゴリー:お知らせ what's new
特別な思い入れがあったわけではないし、歴史的建造物とかでもないけれど馴染みのあった建物が壊されているといつも足をとめてしまいます
新陳代謝がいいのは身体には良いことですけど、街の風景画が新しく上書きされるのは寂しいものでもあります
最近は気がつくと街のなかにぽっかりと更地になっていたり駐車場になったりしています
不思議なことに空き地になってしまうと、そこにあった建物がどんな趣だったかを思い出せなかったりするから、人の記憶って案外曖昧なものだなと思うんですよね
いまは見慣れた駅前の大通りも、以前は確かに道幅は狭かったけど古い建物の商店が並んでいて駅に着いた観光客は一瞥で歴史ある街と感じる街でした
ひとの暮らしがあってこその街だから情緒だけでは判断できないけれど、せめて建物の崩される最期だけは看取りたいなと思うのです
おつかれさまの気持ちでね♪
建物の解体に足を止めて見ているのは男の人が多いのですよ
きっとあの巨大なクレーン車は懐かしい童心を思い出させるのかもしれないし、崩壊の大きな音や荒々しい作動はバイオレンス光景だから男のひとの興味をひくのかな
なんだか可愛いなとおもうのです
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