2009.08.05
教科書にも載る名作の主人公「岳」といえば多くの方がご存知でしょう
作家の椎名誠さんとマスターとの出会いはまだ岳クンが小学生だった頃。北海道を一緒に旅をしてまわったそうです
その後いくつかのエッセイで海猫屋やマスターのことを書いていただいているのです
当時やんちゃで元気いっぱいの岳少年はマスター特製の大盛り冷やし中華をペロリと平らげて大人をびっくりさせたというエピソードを残しています♪
父親と少年との情感を織り交ぜたストーリーが心に残る「岳物語」ですが、ご自身が父親となり、数年ぶりのご来店でした(二人のお子達、ほんとに可愛い♪)
でもどうも親父というのは似つかわしくなく、瞳の奥にやんちゃさと少年ぽさが隠し切れないでいるのが微笑ましいのです
それにしてもお変わりにならないのが、椎名夫人の渡辺一枝さん
慌しい海猫屋の喧騒の中にいて、そこだけが穏やかで、ひたすら優しい空気に包まれているのです
いつお会いしても、遠めに拝見しても、ああここに一枝さんがいらっしゃるな、という雰囲気にさせてしまうのです
こんな高貴な雰囲気を漂わせながらチベットの草原を馬に乗って移動しているなんて、私にはまるで絵画のようなイメージです
30年以上お店をしていると、こうして訪ねてくれるお客様と共に年月を重ねていることを実感するし、それをうまく言葉にはできないけど、重みのあるよろこびでもあるのです
経営も仕事もタイヘンだけどやっぱり明日も頑張って働いてお店を続けなくちゃと思うのです
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