海猫屋日記

午後9時をまわる頃、アコーディオンを弾く青柳正太郎さんとシャンソンを歌う赤間理恵子さんが飛び入り演奏でした。初秋の一夜にピッタリの哀愁のある音色と切なくも明るい歌声は海猫屋の古い建物にしっくりと響いていました。ちょっとパリの空気が漂う夜でした。
スタッフ

札幌と南フランスにアトリエをもつ画家のムッシュ・ユキさんが友人の紹介で御来店でした。今日は夏の終わりとも秋のはじめとも区別のつきにくい光が1階の店内に差込んでいました。忙中閑有のゆったりとした時間が流れていてちょうどコートダジュールのレストランのようだと仰ってくださいました。優しい色調の絵も見せていただき彼方異国に居ながらにして旅ができ心温まる午後でした。

八月の日めくりも最後の一日。商い人にとって月末は格別な意味をもつ一日です。お蔭様で今日も賑やかな一日を終える事ができました。閉店後に海猫屋を静かにかつ篤く支えてくれている大事なお客様と同席させて頂けると、些細な喜びが大きな支えになって今日があるのだとしみじみ感じます。「日々進化し続ける！」と強気なマスターですがお客様皆様のお陰で今日今宵があると心から感謝しております。
マスターの無礼な物言いでご立腹のお客様もおありのことと腐心してはおりますが生粋の小樽人のマスターのこと、悪気はないのですが・・どうかお許しくださいませ。
店主代理Ｋ

マスターの全日本のスキー仲間の方達がご来店でした。マスターは学生時代にスラロームの選手だったという別の顔を持っています。（ダンサーだったという過去もあるらしく、まだまだ未知のマスターです）
右側のお二人は札幌オリンピックに出場した柏木正義さんと工藤誠二さん。紅一点の真理さんは何年間も冬のほとんどの日を練習で一緒に過ごした仲だそうです。皆さんとても楽しそうでした。冬になってマスターのスキーをみれるのが楽しみです。
スタッフ

海猫屋にとって大事な再会の日でした。
２００１年に海猫屋２号店「ユーロダイニング」をオープンした際に料理長を務めてくれた山根さんとマネージャーだった半澤さん。５年ぶりの再会でした。
今は札幌、東京でそれぞれの道を進んでいるけれど、これからも海猫屋を応援してくれる心強い存在です。この数年間、言葉では伝えきれない色々なことがありましたがこうして大事な人たちと再び会える喜びは何にも代えがたいもので、今日まで店を続けてこれて本当によかったなあとしみじみと感じました。
あらためて皆さんに心から感謝します。ありがとうございました　
店主代筆K

お店のクローズ後、４３℃のキッチンから涼をもとめて店の外のプライベートベンチでおつかれさまのビールを飲むマスター。
帰り際のお客様に声をかけて一緒に乾杯。今日は小樽出身のシンガーソングライター柿本七恵さんと一緒に。新アルバム「あまのじゃく」を聞きながら。このあいだテレビでお顔を拝見したばかりだったのでびっくりしました。これからも応援します！
スタッフ代筆

お盆もおわりました。今年も全国各地から大勢のお客様がご来店下さり心から感謝しております。多客期はお料理をお待たせしたり、猛暑のせいでエアコンが十分に効かなかったりご迷惑もおかけしました。マスターは連日の早朝からの仕込みに備えて好きなビールも控えめにしているそうです。（ちょっと疑問だけど、本人談）夏休みももう少し続きます。明日からはすこし暑さも和らぎ北海道らしくなるようです
今後もよろしくお願いします。

お盆やお正月は普段仕事で忙しい友人がひょっこり訪ねてきてくれるのが嬉しいです。写真は小樽を代表するバー、HATTAのオーナーと浴衣美人。
あららビールは控えると言っていたのは誰だったかしら・・・
K

｢今日のお勧めはなに？」
｢大間のマグロが入ってるよ」
｢じゃあそれと、ボタン海老の頭ね。ミソのたっぷり入った」
｢今日の帆立も旨いぞ　食うかい？」

・・・・これお寿司屋さんの会話ではありせん。１階の５席のカウンターでマスターのアドリブ料理を楽しむお客さんとの会話です

北海道の山わさび（ホースラディッシュ）をすりおろしてお醤油でたべたり、ドレッシングで食べたり、もともと和食の天ぷら職人だったのマスターは魚を見る目も高いのです
私もいつかお客さんになりたいなぁ
スタッフ代筆

「俺のカノジョたち」とマスターは言っています。（Kさん、いいですか？アップして）いつもとても素敵でセレブな海猫屋の大事なお客様です。今日は白ワインとベジディナー（野菜中心の裏メニュー？）を召し上がってくださいました。
スタッフ代筆